地球環境問題とは!

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 地球環境問題とは

[1] 大きくなりすぎた人間の活動

 1995年に出された、『気候変動に関する政府間パネル(IPCC)』の第2次評価報告書(平成7年12月)では、「二酸化炭素などの排出量を1990年と同水準を保ったとして も、2100年代末には、平均気温は現在より1.0ないし3.5℃程度上昇する」と予測されている。(2001年に第2次評価報告書(平成13年)が出ている。)

 このように地球の平均気温が、1.0ないし3.5℃程度上昇する現象を「地球温暖化」という。これにより、全地球平均の降水量も増加するが、反面、気温の上昇により、蒸発散量も増加することになる。このために、中緯度の多雨地帯は極方向に移動する等の影響が考えられている。

 また、土壌環境においては平均気温の上昇に伴い、土壌中の有機物の分解が促進され、一時的には、植生が活性化するが、それに続いて地力の低下が起こり、植生の変化、おそらくは退行等の問題が起こるものと予測されている。同時に地球の沙漠化も更に促進されることであろう。

 温暖化も沙漠化も、その進行は止まらない。18世紀後半から19世紀前半にかけて起こった、産業革命以降の機械化を主軸とした産業の発展は、今に至るもとどまるところを知らない。

それにともなう熱帯林を主とした森林の伐採、石炭から石油・天然ガスへと拡大する化石燃料の大量消費、大規模な土木・建築工事の限りもない拡大にともなうセメント生産を支える石灰岩の発掘とその利用など、膨張しすぎた人間の活動が最大の原因である。

 この状態がこのまま続くならば、今後200年か300年のうちに、これらの資源を使いつくしてしまうことだろう。その過程で、温暖化をはじめとする地球環境問題は一層深刻化を増し、人間の生存にも、他の動植物の生存にも不利な条件を山積することになるだろう。人口の増加もわずかの間に加速度がついたようで、これも重大な問題である。

地球環境問題のひとつ「地球の沙漠化」

 「地球の沙漠化」は、地球環境問題のひとつだ。私たちは、満ち足りた食料のお陰で、あまり、沙漠化の恐怖を考えることなく、日々を平安に送っている。世界の人口の爆発的な増大は、食料の需給を混乱させ、資源の奪い合い、森林の崩壊、水の争奪、エネルギ-の争奪など困難な問題やそれらをめぐる混乱を引き起こす。

 特に、アフリカのサヘル地域の耕作地の拡大や樹木の伐採が、眠っていた砂丘の移動を引き起こし、この地域の沙漠化を急激に加速させている。それらについては、本論の中で、触れることになると思う。

 ところで、地球環境問題は、「地球の沙漠化」だけではなく、オゾン層の破壊、地球の温暖化、酸性雨、熱帯林の減少、野生生物の種の減少、海洋汚染、有害廃棄物の越境移動、開発途上国の公害問題など様々な問題が挙げられる。

 これらの諸問題は、通例、単独で進行しているだけではなく、相互に複雑に関係し合い、影響し合って進行していると考えられている。これらのうち、砂漠化と特に密接なつながりのある問題としては、地球の温暖化、熱帯林の減少、野生生物の種の減少、オゾン層の破壊および酸性雨などを挙げることができるだろう。

 私たちも、いつまでも、よそごとの様に考えて、「地球環境問題」をよけて物事を考えたり、行動しているわけにはいかない。特に食糧は、沙漠化が進めば、確実に生産量は減る。人口が増加すれば、必ず奪い合いになる。他の資源に関しても同様である。

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